池上彰さん、伊丹十三賞の賞金100万円を国連WFPに寄付

Published on 19 April 2013

2011年 ジブチの難民キャンプを訪れた池上彰さん

映像や言語表現などの分野で優秀な実績をあげた人に贈られる「伊丹十三賞」の第5回受賞者に、ジャーナリストで東京工業大学教授の池上彰さんが選ばれました。4月18日に東京で行われた授賞式で、賞状と副賞の100万円を授与された池上さんは、賞金の全額を国連WFPに寄付すると発表しました。

映像や言語表現などの分野で優秀な実績をあげた人に贈られる「伊丹十三賞」(主催:公益財団法人ITM伊丹記念財団)の第5回受賞者に、ジャーナリストで東京工業大学教授の池上彰さんが選ばれました。2012年にテレビ東京で生放送された「池上彰の総選挙ライブ」が高く評価されたことが受賞の理由です。

4月18日に東京で行われた授賞式で、賞状と副賞の100万円を授与された池上さんは、賞金の全額を国連WFPに寄付すると発表しました。温かいご支援に心よりお礼申し上げます。

池上さんは今までに二回、国連WFPの活動現場に足を運び、取材して下さっています。

2011年には、深刻な食糧危機が発生した「アフリカの角」の取材のため、アフリカ東部のジブチを訪問。内戦や干ばつから逃れてきたソマリア人が暮らす難民キャンプで、到着したばかりの難民への食糧配給や、乳幼児・妊婦などの栄養改善プログラムなど、国連WFPのさまざまな活動を視察しました。

2012年には、シリア難民が押し寄せるヨルダンの難民キャンプを取材。戦闘や冬の寒さで疲弊したシリア難民の姿や、緊急支援における各国連機関の役割分担、国連WFPによるパンの緊急配給の様子などを報告しました。 

ジブチ・ヨルダン取材には両回ともテレビ東京の取材チームが同行し、その様子は、同局の報道特番などとして放送されました。

国連WFPに賞金を寄付したことについて、池上さんは、

「アフリカや中東の難民キャンプには、いつも国連WFPスタッフの姿がありました。私どもの取材でも、国連WFPに協力をいただきました。限られた資源(人的資源、食料資源、資金資源)を有効に使いながら奮闘する人たちの姿を見て、どんな協力ができるか考えてきました。国連WFPにはテレビ東京の取材でお世話になったこと を考えると、テレビ東京の番組で受賞した賞金を寄付するのが一番ではないか。そう考えたのです。国連WFPの援助を必要とする人が世界からいなくなる日を夢見て 、今後も微力ながら協力します。」

と語っています。  

世界の人道問題に絶えずアンテナを張り、弱い立場の人たちの声なき声を伝えて下さる池上さんは、国連WFPにとって大変心強いサポーターです。その温かいご支援に感謝申し上げるとともに、さらなるご活躍をお祈り申し上げます。

伊丹十三賞授賞式にて 賞金を国連WFPへ寄付すると発表した池上さん