【開催報告】第18回国連世界食糧計画(WFP)国会議員連盟総会・懇話会 

Published on 26 December 2017

12月12日(火)、初来日したデイビッド・ビーズリー国連WFP事務局長と共に、第18回国連世界食糧計画(WFP)国会議員連盟総会が開催されました。国会議員18人をはじめ、政府関係者や、20社の民間企業からの参加者等、あわせて87人が出席しました。

WFP議員連盟は、飢餓のない世界へむけた国連WFPの活動を支援するという趣旨に賛同した国会議員によって、2002年に設立された超党派の国会議員連盟です。

国連世界食糧計画(WFP)国会議員連盟総会の開催に至る経緯と変化

現在外務大臣の河野太郎前会長から任命され、今年7月に高野光二郎参議院議員がWFP議員連盟会長に就任しました。

国連WFPとWFP議員連盟との連携を強化するため役員を2人から5人に増やし、9月27日には役員全員と国連WFP協会会長である日清食品ホールディングス株式会社の安藤宏基代表取締役社長と意見交換会をしました。

今回の第18回議連総会にむけて、会員数も48人から30人増え、78人の衆参議員で再スタートを切っています。顧問として全政党の議員計12人にご就任いただき、党の枠を超えた幅広い議論や活動が今後、期待されます。

WFP議員連盟役員(2017年7月)

最高顧問 河野太郎 衆議院議員

会長   高野光二郎 参議院議員

副会長  谷合正明 参議院議員

幹事長  猪口邦子 参議院議員

事務局長 渡辺美知太郎 参議院議員

国連世界食糧計画(WFP)国会議員連盟総会

冒頭に、高野光二郎会長からWFP議連の設立経緯や、これまでの活動について説明がありました。「第二次世界大戦以降で、最も難民が多いという現在の世界情勢の中、難民の方々に食糧・必要物資を届けている国際機関が国連WFPであり、国連WFPの活動を国会の中で支えているのが私たちのWFP議連である」と、WFP議員連盟の目的を再確認しました。また、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みを政策的に支援していくことや、国連WFPの世界各地での活動内容や、民間企業とのパートナーシップの重要性、更に、今後のWFP議連の活動についても述べられました。

続いて、外務省に対する平成29年度補正予算を通じた国連WFPに対する拠出要望書(案)及びWFP議連役員指名にかかるWFP議連規約変更(案)が、両案とも全会一致で採択されました。

懇話会

ビーズリー国連WFP事務局長は、世界における食糧安全保障と日本の国家安全保障との強い関係性について触れるとともに、日本政府の積極的な支援に対して感謝の言葉を述べました。

今後は、以下の4点において協力関係を強化していきたいと話しました。

  • 日本政府の通常の財源からのWFPへの支援強化
  • 日本の民間企業からの寄付の強化
  • FOODeliver」などの寄付アプリなどを使った日本の若者を中心とする個人からの寄付の強化
  • 日本が得意とするテクノロジー分野での連携強化

 

続いて、焼家直絵WFP日本事務所代表から、日本政府、民間企業、およびWFP議連に対して、国連WFPへの長年のご支援について感謝を述べられました。

鈴木邦夫国連WFP協会事務局長からは、資金拠出にかかる民間企業と国連WFP協会との連携事例及び国連WFP協会の広報活動について紹介がありました。

国連WFPに対して資金を拠出したり、技術提供を行ったりしている日本の民間企業3社から、それぞれの連携事業についての説明がありました。

 

質疑応答では、国連WFPの支援による受益効果や、厳しい人道状況における国連WFPの対応等について質問があがりました。

最後に、谷合正明WFP議連副会長から、地球規模課題に対する日本企業の技術・知見の活用、国際機関への議員連盟に民間企業各社が参加することの意義についてお話がありました。