コンゴ民主共和国:紛争により、カサイで190万人が支援を必要

Published on 19 October 2017

写真:WFP/Jonathan Dumont

国連WFPは現在、シリア、イラク、中央アフリカ共和国などの国で飢餓に苦しむ大勢の人々を支援すると同時に、ナイジェリア、ソマリア、南スーダン、イエメンでも飢きんの回避のために日々奮闘しています。これらの緊急事態はほぼ全てが紛争に起因しており、紛争は飢餓の状況を加速度的に悪化させています。アフリカのコンゴ民主共和国で紛争によって発生した飢餓と、国連WFPの対応を伝えます。

世界中で危機的状況が頻発する中、コンゴ民主共和国の人里離れたカサイという地域で起こっている飢餓が注目を受けることは困難です。しかし、カサイでは内部権力闘争が部族暴動へと姿を変え、数千人もの死者を出し、多くは共同墓地へと埋葬されました。生き延びた人々は、2016年8月以降、100万人以上が避難し、うち3万人は隣国アンゴラへ逃れました。
現在、カサイ州と中央カサイ州では、190万人近くが飢餓に陥り、緊急支援を必要としています。 重大な危機であるにもかかわらず、制限されているアクセスと、危険性が極めて高い状況に資金不足が重なり、人道的支援の実施を阻んでいます。 当然のことながら、最も苦しんでいるのは、最も弱い立場の人々です。

15歳のムブイは、家族と一緒に戦闘から逃れる途中で足を撃たれました。今、彼女は病院に一人きりで、両親がどこにいるのかも分かりません。首都キンシャサにある設備の整った病院での治療費を賄えなければ、足を失うかもしれません。

クレメントはナンガ村の牧師、そしてハッサンはイマーム(イスラム教の指導者)です。ナンガ村が3月に攻撃された時、この2人ともう一人だけが村に残り、傷を負った人の世話と、亡くなった人の埋葬を続けました。 クレメントは私たちに「人々は働くことも、畑を耕すこともできなかったために飢えています。そして、この現状は次の収穫期にも影響するでしょう。なぜなら、私たちはこの作付けの時期に、種をまくこともできないのですから」と語りました。

国連WFPと国連食糧農業機関(FAO)の最新データによると、カサイでは昨年一年間で急性栄養不良の割合が30%も増加しており、これは非常事態を示しています。
避難民の多くは自宅に戻らず、都会や地方都市に留まっていますが、そこでの生活も不安定なものです。 国連WFPは、カサイ州、中央カサイ州そして東カサイ州で、この危機に苦しむ最も弱い立場の人々のニーズを満たす食糧配布を行うべく、努力を重ねています。
カサイ近郊での食糧配給にはかすかな希望の光を見ることができます。しかし、資金は足りておらず、国連WFPは2017年9月から12月の支援活動に至急1,720万米ドルを必要としています。

 

国連WFPでは、コンゴ民主共和国・カサイ地域をはじめとした世界各地で緊急支援を行っております。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いします。

 

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