飢きん寸前のイエメン~救命は時間との闘い~

Published on 28 April 2017

Copyright: WFP/Maad Fuad

アンマン(ヨルダン)/サナア(イエメン)発-イエメンでは止まぬ紛争により世界最悪レベルの飢餓の危機が発生しており、700万人近くが、次の食事すらいつどこで食べられるのかわからず、食糧支援に頼るしかないという絶望的な状態にいます。

栄養不良に陥った子どもはおよそ220万人に上ります。そのうち50万人は深刻な栄養不良で、直ちに支援や専門的な治療を受けなければ死に至る緊急事態に陥っています。

「何百万人もの子どもたちが急性栄養不良に陥り、その多くが全く予防可能な病気によって命を落としています」とユニセフ(国連児童基金)の中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは述べました。「イエメンは、紛争当事者と国際社会からのさらなる行動がなければ、飢きんに陥る深刻な状況にあり、子ども達の命が危機に瀕しています。これは、時間との闘いです。」

「国が『飢きん』の段階に達した時には、すでにたくさんの命が失われています。子どもたちがおなかをすかせて死んでいき、その死を嘆き悲しむ母親の姿がテレビに映し出されるような状況に至ってはなりません」と国連WFP中東・北アフリカ・中央アジア・東欧地域局長ムハナド・ハディは述べています。「私達が今すぐ行動を起こせば、イエメンのたくさんの命が救われるはずなのです。国際社会にはイエメンでの飢きん発生を回避するため、今すぐ十分な資金を提供していただけるようお願いします。」

暴力や食糧不足は家庭の収入に壊滅的な損害をもたらし、家族やその子どもたちはただ生き延びるために、児童婚や戦闘に参加するなどの極端な手段を迫られています。2016年末の3カ月間に比べ、2017年初めの3カ月間には、3倍もの数の子どもたちが紛争当事者たちに徴兵され、使われました 。

戦闘の影響により、人道支援関係者が立ち入り支援を届けることができなくなっている地域が多数存在します。しかしながら、2月、国連WFPは17州において530万人という記録的な人数に食糧支援を届けることができました。

今月初め、国連WFPは緊急食糧支援の対象を900万人にまで拡大すると発表しました。国連WFPはまた、5歳未満の子どもと妊婦や授乳中の女性290万人に対し、急性栄養不良の予防と治療を行うことを目的に、栄養支援を拡大することを計画しています。これらの支援対象は、すでに食糧や食糧引換券の支援を受けている家族も含まれています。

イエメンの人々の支援ニーズの急速な高まりに、資金は追いついていない状態です。国連WFPは、今後12カ月にわたり900万人が必要とする食糧を提供するため、12億米ドルを必要としています。ユニセフは、イエメンで紛争の影響を受ける子どもたちの命を守る支援のため、2億3,600万米ドルを必要としています。しかし、両機関とも必要な資金の20%を確保しているにとどまっています。

国連WFPとユニセフは、子どもたち、そして弱い立場に置かれている人々に代わり、イエメンにおける紛争を直ちに政治的に解決することを求めています。そうすることにより、切迫した状況にある人々の安全を確保し、食糧・栄養支援やその他の人道支援を大規模に拡大することができます。紛争が激化する中、政治的解決が実現するまでは、両機関は全ての紛争当事者および影響力のある人々に対し、人道物資輸送のための立ち入りを無条件に許可し、命を守るための人道支援を妨げることのないよう求めています。

 

イエメンやソマリアでの飢きんの発生や、南スーダンでの飢きん拡大を防ぐため、皆様のご支援をよろしくお願いします。

 

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