飢きん寸前のイエメンで新たに緊急食糧支援

Published on 19 April 2017

WFP/Abeer Etefa

イエメン・サナア発 - 国連WFPは、世界でも最悪レベルの飢餓状況が発生しているイエメンにおいて、迅速な支援を必要とする900万人を対象とし、緊急食糧支援を拡大すると発表しました。

この新たな活動により、国連WFPは徐々に支援を拡大し、深刻な食糧不足に陥っているすべてのイエメンの人々を毎月支援できるようになります。必要な費用は1年間で最大12億米ドルの見込みで、成功するかどうかは、即座かつ十分な資金援助を得られるか否かにかかっています。

 「イエメンは、前例のないレベルの飢えと食糧不足に直面し、限界に近づいています。何百万人もの人々が、緊急食糧支援なしでは生きていけない状況です。人々の命を救い、大規模な飢きんを回避するには一刻の猶予もありませんし、緊急に資金が必要です」と国連WFPイエメン事務所代表を務めるスティーブン・アンダーソンは語っています。

この緊急支援では、極度の食糧不足に陥っている700万人に命を支える食糧を配布することに加え、220万人の子どもたちに対し栄養不良防止および改善のための支援を行うことを目指しています。 また、授乳中および妊娠中の母親にも、特別な栄養強化食品を提供します。

3月に国連と人道支援諸機関が発表した最新の食糧事情分析によると、食糧支援があった地域では飢餓がより深刻化することを防ぐ効果があったとされています。 

4月と5月、およびそれ以降も必要な資金が確保できるまでの間、国連WFPは優先順位の高い670万人を対象に緊急食糧支援を行います。特に、最も食糧不足で飢きんに陥るリスクにある地域に住む250万人には、飢きんを回避するための支援パッケージが配られます。このパッケージには、家族全員が必要とする1カ月分の食糧に加え、栄養不良の子どもや女性のための栄養支援も含まれています。優先順位が2番目のグループの420万人へは、この量の60%相当の支援食糧が配られます。

今年2月、治安の悪化や支援物資の輸送上の困難にもかかわらず、国連WFPは17州において約530万人近くという記録的な食糧支援を行いましたが、一人ひとりへの支援の量は削減せざるを得ない状況でした。国連WFPが必要量をすべて満たした支援パッケージを配給できるのは1年以上ぶりとなります。

国連WFPは、その他の人道支援機関と連携しながら、飢きんの兆候を見せているタイズやホデイダ、ラヒジュ、アビヤン、サアダなどの地域の人々を優先的に支援しています。これらの地区では深刻な飢餓が蔓延し、5歳未満の子どもの急性栄養不良率は世界保健機関(WHO)の決めた限界値である15%をはるかに上回っており、適切な支援を受けなければ、飢きんに陥る危険性があります。 

紛争や情勢不安は食糧不足の主な原因であり、家計や栄養状態に甚大な影響を及ぼします。イエメンで食糧支援を必要とする人々の数は、2016年後半、1,400万人から1,700万人に増加しました。 

イエメンやソマリアでの飢きんの発生や、南スーダンでの飢きん拡大を防ぐため、皆様のご支援をよろしくお願いします。

 

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