学校給食プログラム


国連WFPの目標

「子どもを空腹のまま、学校に通わせてはならない。」子どもの飢餓をなくすには、各国政府、NGO、拠出国、ご支援下さる企業や団体、個人の皆様との協力が重要です。

 

過去45年間で、38カ国が国連WFPからの給食支援を卒業し、自分たちの力で学校給食を実施するようになりました。より多くの国が支援を卒業し、将来的には自国による給食事業を行えるようになることを目指しています。

 

基本情報

十分に食べ物と栄養を摂っていない子どもは、勉強に集中することが難しいということが分かっています。世界では、6,600万人もの小学生が空腹のまま学校に通っています。このような子どもたちは、アフリカだけでも2,300万人います。

貧しい家庭では、子どもを学校に通わせるか働かせるか、どちらかを選ばなければならないこともままあります。

学校給食は、子どもを毎日学校へ通わせる重要なきっかけとなります。学校給食は子どものお腹を満たし、子どもは学習に集中できるようになります。出席率も向上します。

子ども1人につき、1日およそ30円で、栄養たっぷりの給食を届けることができます。また、およそ5,000円で、1人の子どもに1年間給食を提供することができます。(為替の変動によって費用に変化が生じます。)

 

学校における食糧支援

給食

学校給食は、国連WFPが学校で行っている食糧支援の一形式です。子どもたちは学校で朝食または昼食(時には両方)の配給を受けます。この給食は、学校で調理されたり、調理場等から学校へ運ばれて来たりします。給食の内容は様々で、温かい食事を配給する学校もあれば、栄養価の高いビスケットや軽食を配給する学校もあります。 

持ち帰り食糧

学校における食糧支援のもう一つの形式として、「持ち帰り食糧」があります。これは、子どもがきちんと学校に通えば、その子どもの家族全員分の食糧を受け取れるというもの。持ち帰り食糧を受け取るには、子どもが学校へ入学し、一定の日数以上出席することが必須条件です。持ち帰り食糧は、子どもたちが学校へ通うようになったことで生じる家計の損失を補う、という意味合いがあります。また、女の子や遺児など、特に弱い立場に置かれている子どもたちとその家族へは、学校給食と持ち帰り食糧を両方提供することもあります。

国連WFPは可能な限り、食糧の現地調達や、地産地消を推進しています。これは、地域の発展や小規模農家の支援につながります。 

 

学校給食の重要性

栄養摂取 給食を提供すると同時に虫下し薬を投与したり、ビタミン・ミネラル等の微量栄養素を給食に含めたりすることで、成長に必要な栄養を摂ることができます。 

社会保障 学校給食は、飢餓、貧困、児童搾取などの悪循環を断ち切るきっかけとなります。国連WFPの学校給食は、HIV陽性の子どもや遺児、障がいのある子どもや元子ども兵にも配給されます。 

教育の機会拡大 学校給食プログラムは、貧しい家庭の子どもを毎日学校へ通わせるきっかけとなります。特に、伝統的に女の子が教育を受けてこなかった地域でも女の子が教育を受けられるよう、女の子に重点的に支援を行っています。 

その他の利点 学校は、村や地域社会の中心的な場です。学校で給食を提供することにより、先生、子どもの親、調理師、子ども、農家や市場など、地域社会全体の繋がりがより強くなります。

 

WFPの活動

● 国連WFPは世界のおよそ60カ国で2,000万人に給食を届けています。
● 2013年は63カ国で1,980万人の子どもに学校給食や持ち帰り食糧を提供しました。

学校給食プログラム紹介冊子

国連WFPが開発途上国において過去40年以上にわたり実施している学校給食プログラムを紹介する冊子「WFPの学校給食プログラム~子どもたちに栄養と希望を~」が完成しました。冊子には写真や絵が多く用いられており、学校給食について分かりやすく紹介しています。

 

冊子は当サイトよりダウンロード可能のほか、お電話、ファックス、Eメールでご請求いただけます。

 

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