国連WFPの活動


飢餓のない世界を目指し最前線で活動する国連機関として、国連WFPは緊急事態が起きればすぐさま対応します。食べるものがなく危険にさらされた人々に速やかに食糧を届けることで、命を救います。

緊急支援を行う一方で、国連WFPは飢餓のない未来をつくるための中長期的な支援も行っています。

たとえば、道路や井戸、かんがい設備等、地域社会の役に立つ生活基盤の建設・修復工事を支援し、地元住民に労働を呼びかけています。働いた人には食糧が配給されます。工事の間の食糧が保証されていることで、人々は安心して工事に取り組め、農作物増産などにつながる設備を整備することができます。

また、知識・技能向上のための職業訓練を受けた人には、訓練の期間中、食糧が配給されます。職業訓練のコースは、養蜂、裁縫、読み書きなど様々ですが、どれも人々の経済的自立につながります。

さらに、国連WFPは毎年2,000万人以上の子どもたちに学校給食を提供しています。学校で給食が出ることで、親が子どもたちを学校に通わせるきっかけになり、子どもたちの未来がより拓かれます。また、子どもたちは少なくとも一日に一度はお腹を満たすことができ、授業への集中力も高まります。

国連WFPは、世界の飢餓を解決するための最良の方法を追求するため、食糧事情分析、栄養学、食糧調達・物流をはじめとするさまざまな分野において技術開発を行ってきました。 

場合によっては、食糧ではなく、現金や食糧引換券を配布することもあります。市場では豊富な食糧があるけれども、貧しい人々にはそれを買うだけの現金がない、というケースでは、現金や食糧引換券を配布したほうがよりよい効果が生まれる場合があるからです。この場合は、支援を受けた人々が地元市場で食料品を購入するため、地元経済の活性化につながります。